彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「わし、凛の背後霊やねん!うははははは!」
「それをいうなら守護霊じゃねぇーのかよ?」
「けっ!悪霊の間違いじゃねぇーのかよ!?」
ツッコミを入れながら、秀君はカンナさんの隣へ、円城寺君は悠斗君の隣に腰を下ろす。
「ウェイウェイウェイ!大河っち上手いね!そういうわけだから~リンリンの背後からヤマトっちは離れてー!」
「そうだぞ!ただでさえ声がでかいオメーが、凛さんの後ろにきたら、凛さんがうるさくて困るだろうが!?ガタイもデカいやつが、凛さんにきゅうくつな思いをさせるんじゃねぇ!」
「うはははは!わしがからむと、自分ら~ケンカをやめて仲良うなるなぁ~!?」
(うーん・・・瑞希お兄ちゃんと一緒に張り込みができるのは良いとして・・・)
ここまでのみんなの様子を見て思う。
(けっこう息、バッラバラだけど、最後は団結できるんだよね・・・)
なんやかんや言いつつ、最後は同じテーブルを囲んで話し合いの態勢になってくれる龍星軍メンバー達。
「オッホン!みなさん!おしゃべりはこれぐらいにして、本題に戻りますので夜露死苦(よろしく)!」
このメンツをまとめるのは大変だけど。
(瑞希お兄ちゃんと一緒というご褒美(ほうび)があるから頑張ろうー♪)
「「「「「「夜露死苦(よろしく)!」」」」」」
「わーってるよ凛道この野郎!」
呼びかかけた甲斐もあって、私のお願いに応えてくれる面々。
そんな仲間達に、ありがたさと狭さを感じる一方で、楽しくもなるのだった。
〔★凛でつながった愉快な仲間だった★〕
~元ヤン様も警告!うまい話にはご用心!!~完~