彼は高嶺のヤンキー様６（元ヤン）

「凛道テメー！？なんで瑞希先輩とくっついて写真を！！」

「ウェイウェイウェイ！リンリンきゃわいいー！！ちーちゃんも一緒に撮るー♪」

「おいやめろ！遊びじゃないんだぞ！？つーか、なんで撮影会してんだよ凛！？モニカ先輩も真田先輩も！！」

「おいおい、ダメだぞモニカ～？凛たんが可愛いからってダメだろう――――――？」



パシャン！



「って！！注意しながら撮らねぇで下さいよ、宗像先輩っ！！」

「わが君の張り込みスタイル、上手く撮れた～あ、良信殿、もう少し角度を下に・・・はい、押して。」



パシャパシャ！



「おお、上手く撮れた！恩に着るぜ、関山！」

「いえいえ。」

「お前らも凛クン撮るのかよ！？」

「カ、カンナは撮らないよな！？」

「撮るか！つーか、いるかボケ！！」

「ええ～？せっかく、高千穂ちゃんのスマホに送ろうと思ったのにぃ～」

「やっぱりいります！もっと下さい、モニカ先輩！！」

「カンナぁぁぁぁぁ！！？」

「うはははは！カオスやのぉー」



若干、撮影会になったけど、場を仕切りなおす形で瑞希お兄ちゃんが言った。





「えーと、遊びはこの辺にして～・・・今回は、初代と現役が共同で、『GREAT　STAGE』を調べる。つーても、初代が手を貸すのは、少しだけだ。割合としても、３：７だ。」

「つまり、陸地と海洋の比率と同じということですね、瑞希お兄ちゃん！？」

「そうだけどよ～今日は俺と凛と五十嵐で、敵の拠点の１つに張り込んでくる。なんかあったら、連絡すっから、他の奴はここで待機だ。」

「「「「「「「「「「押す！」」」」」」」」」」



（やっぱり、瑞希お兄ちゃんはかっこいい～！）



私も変装してるけど、瑞希お兄ちゃんも明るめのレッドブラウンにしてる。ニット帽子もかぶってて可愛・・・カッコイイ♪

女性でその色はよく見るけど、男性では瑞希お兄ちゃんが初めてかも♪

いやん！瑞希お兄ちゃんが初めてなんてぇ～！



〔★凛は浮かれている★〕