彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「ここのゲーム機、現金は利用できへんみたいやから、使うとしたら自販機だけやのぅ~!?電子マネーやポイントで買えるんと、2パターンで選べるところに思いやり感じるわ!うはははは!」
出てきた商品をエコバックに入れ、おつりのお金から500円をとるとアサヒ飲料の自動販売機に入れて、隣のコカ・コーラの自動販売機に移動。
そこでおつりから200円をコカ・コーラの自動販売機に入れて、また隣に移動。
サントリーの自動販売機におつり円を入れる。
「ジュースこうておいでゆーてくれたけど、これ偵察の意味もある思うでー!?ちゅーか、わし何買おう~!?来る前にお茶飲んだからのぉ~お茶系は避けて~スカっ!!とするようなもんにしよかなぁ~!?たくさんあるから、どれにしようか迷うわぁ~」
この時点で、自動販売機2つ分の距離ができた私達。
「うははは!こうやってなんにしよかぁー!?って、選ぶことも楽しいわ~!自分で選ぶからええねんで!瑞希はん、ほんまええ人や!わしに怒りつつも、こうやってわしの分もおごってくれるからのぉ~!」
テンポよく、リズミカルに、サントリーの伊右衛門、コカ・コーラのコカ・コーラ、アサヒ飲料の三ツ矢サイダーの順番でボタンを押して私の方へ戻ってくるヤマト。
「凛が瑞希はんに惚れるのわかるわぁ~!見る目あるわぁ~!さっきのゲームのバイクテクもすごかったからなぁー!?うははは!」
そう言いながらヤマトは、アサヒ飲料の自動販売機から飲み物とおつりを回収する。
そのおつりの中から100円をコカ・コーラの自動販売機に入れ、サントリーの自動販売機には150円を入れた。