彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「ダメですよ!せっかく色々種類があるのに、それはダメです!みんなでつまめるものにしましょう!?」

「うははは!凛がそない言うならしゃーないなぁ~わし、みんなの分のたこ焼き買うから、凛は瑞希はんの分のたこ焼きこーて♪はい、おつりの一部♪」

「好きですね、たこ焼き!?」



おつりから千円差し出しながら、買い物の連係プレーを求めるヤマトにツッコみを入れながら応じる。



「てか、たこ焼きばっかりじゃないですか!?1舟(ふね)・・・2舟あればいいでしょう!?他のも、買う気ありますか!?僕、フライドポテト買いましょうか!?」

「あかん!凛は瑞希はん専用やろう!?それに1舟と2舟もあかん!2舟やと、1舟を全部わしが残部食べたらブーイングされるし、1舟やとわしが食べれる分が少なくてわしがブーイングしてまう!」

「待って!わかった!わかりました!」



つまり、1舟を1人で食べたいと言うことね!?



「瑞希お兄ちゃんからおつりで、僕がヤマト専用を1個買ってあげます!それをあげますから、ヤマトは瑞希お兄ちゃんからのおつりで、みんなでじぇあできるフードを、いろんな種類を買って下さい!」

「マジでっ!!?うははははぁ――――!!おーきに、凛♪優しい凛を愛しとる~!!」

「抱き上げないでっ!」



大喜びしながら、私をハグしてくれたおかげで、両足が地面から浮かぶ。

身長差で、どうしても浮かんでしまう私。



〔★ヤマトは抱き上げているつもりはない★〕




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