彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「うははは!凛、瑞希はん、きーつけてなぁ~!?お土産のガリガリ君、よろしくぅ~!瑞希はんと2人きりになれへんけど、ドンマイ!」
「同行できない俺達よりマシだぞ。ドンマイ、烈司。」
「くれぐれも、凛ちゃんに悪い虫がつかないように見張りしてよ!?ドンマイ、れーちゃん。」
「ドンマイドンマイ!わはははは!」
「ドンマイ言うなテメーら!ムカつくな!」
「キレるなよ、烈司。凛は俺のケツに乗れよ。ガリガリ君、深夜営業のスーパーで買おうぜ。コンビニより安いし、ついでに足りない消耗品買っときてぇーし。」
「さすが、瑞希お兄ちゃん!しっかり節約家するところも素敵です!」
「凛たん、烈司さんも節約する方よ?」
「家計のことを考えてる瑞希お兄ちゃんは僕の自慢です!その上、単車の後ろに乗せてもらえて僕は幸せでーす♪」
「ハハハ!調子いい奴め~ほしいもんあったら言えよ?買ってやるからな?」
「瑞希、凛たんが追加でほしいって言ったもんは、買うからいいって!」
「そんな~お気持ちだけで十分です!僕、これでもやりくりしてます!瑞希お兄ちゃんには及びませんが、お手本であるあなたに、少しでも近づけるように精進(しょうじん)しているしだいです!」
「お手本って、大げさだな~凛?まぁ・・・凛にマネしてもらえるように、お兄ちゃんも良い大人になれるように頑張るぜ?」
「瑞希お兄ちゃん・・・」
「凛・・・」
「つーか、俺を無視して2人の世界に行くなよ、お二人さんっ!?」
こうして、お土産のガリガリ君アイスについての討論後、私と瑞希お兄ちゃんとおまけの3人で瑠華さんの雇い主の元へと向かうのだった。
〔★烈司の扱いがひどかった★〕