彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)


「・・・そりゃあ・・・完全に信じてるわけじゃないけど・・・」

「ほんまに信じとるなら、ハナから疑ってかかる方が、ダメージ少のぉーてええのにのぉ~?凛は真面目な不器用ちゃんでもあるからなぁ~うはははは!」

「と、とにかく!吉田さんの件は・・・『俺』がケジメつける。ヤマトに迷惑はかけねぇ。」

「アホ!!わしがお節介焼きたいだけなんや!良くも悪くも、凛と一緒が楽しいねん!これ、特攻隊長命令やから、逆らっちゃあかんでー!?うははは!」

「・・・・・ごめん。」

「ええねん、ええねん!まだ言うことあるかぁー!?」

「とりあえず、ルートピアをもう飲まないで下さい・・・!においだけで気分が・・・!」

「うははは!最初で、好き嫌いがわかれるもんやなぁ~ルートピアー?」


ゲフー!とゲップを出すヤマトに、マナーの面と匂いの面が気になる。


「うははは!!でっ!?今後はあれかいな!?宿題やってやってで、助けていく方向か~!?」

「・・・縁切りさせるには、まずはそれしかないでしょう?」

(ゲームの借金ポイントを増やさないのが一番。)

「クズに楽させるのは気に入らねぇーが・・・一時的なことだ。ポイントをためるまでの時間稼ぎはしておきたい・・・。」

「うははは!凛らが話とる間に、わしもそのアプリを検索したねん!今やったら、登録するのタダやから、登録したわ!」


そう語るヤマトの手には、いつの間にルートピアの代わりに阪神タイガース模様のスマホがあった。

「素早すぎる!」

「忍者顔負けやろうぉ~!?第二の関山つなぐやんと呼んでええでぇー!?うはっはっはっ~!!」

「1人で十分だよ、ボケ!!」

「いや、真面目な話、わしらが龍星軍で活動していく上で、諜報部門は人が多すぎた方がええと思うねん。」

「真顔で普通の声のトーンで説得してくれるのやめてくれる!?うちは普通の暴走族ですから!!」



〔★普通の族だと思ってるのは凛だけだ★〕



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