彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
◇切磋琢磨!御用がゴールの表ぶたい!裏ぶたい!◇
これまで集めた『GREAT STAGE』へ向けての最後の仕上げをすべく、打ち合わせを行うこととなっていた。
その場には、現役はもちろん、初代龍星軍も保護監視役として同席していた。
「みなさん、集まって頂き、ありがとうございます。今夜は、GREATSTAGE壊滅作戦の最後の話を愛をしたいと思っています。」
「凛ちゃんのためならお安いご用よ~ん♪」
「フン、暇つぶしに付き合ってやるだけだ。」
「わはははは!暴れられるぜー!!」
「はいはい、OBさん達、俺らは見守り役なことを忘れんなよぉー?」
「凛、こっちのことは気にせず、好きにしてくれ。」
「かしこまりました、初代総長様♪それではみなさん、最終チェックと行きましょう♪」
「そりゃいいけどよ、凛!体は良いのかよ?」
「大丈夫っすか、凛さん!?」
「リンリン平気系~?」
「え?元気ですが・・・なぜですか?」
カンナさんとちーちゃんと可児君の問いを聞き返せば、最初に質問してきた女子が答えてくれた。
「ごまかすな!モニカ先輩から、病気だったって聞いてんだよ!ねぇ、モニカ先輩?」
「そうよ~凛ちゃん、具合悪いんでしょう?無理してるんじゃなーい?」
「あ、いえ!もう大丈夫です。なので、報告とかありましたらお願いします!」
「ならいいけどよー病み上がりのオメーの血圧上げたくねぇーんだが~」
「なんですか、カンナさん?」
何事かとたずねれば、遠慮気味にヤンキーガールは言った。
「『GREAT STAGE』の永山が、また東山に来た。」
「え!?」
「正確には、カンナを待ち伏せしてやがった!」
「ええ!?ナンパですか!?」
「なわけあるか、ボケ!」
悠斗君の言葉を聞き返せば、カンナさんが即否定した。
「いーや!軟派だった!りんどーの言う通りだぞ!?」
「違うって言ってんだろう、悠斗!あんなクズから声かかるとか、勘弁してくれよ!」
「えーと、どっちを信じればいいのですか?」
「悠斗でいいんだよ、凛道この野郎。」
答えを出してくれたのは、意外なことに円城寺君。