もういっかい恋をする
中学二年生のとき。
私は初めて恋をした。
名前は相川洸。

サッカー部でいつも輝いてて、ふわふわした人だった。
はじめは私の片思いだったけど、
少しずつ距離が縮まって告白されて、
付き合った。

毎日一緒に帰って、公園で話し込んで、
手を繋いで、
順調だった。
でもあるとき、振られた。
突然だった。

「別れよう」

その言葉が信じられなくて泣き叫んだ。
その場にしゃがみ込んで
声を出して泣いた。
だって、あんな冷たい声初めて聞いたから。

その後彼は引っ越した。
お別れの言葉もなくいなくなった。

あれが私の最初で最後の恋だったと思う。
本気で好きだった。

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