―――桜田門―――
『―――今日・・・私は一つ・・・心配な事があります。今日の田中銀行を襲った犯人を、自首させました―――。2人は怪我を負ったが、後で、見舞いに行く事になるでしょう。彼等は警察組織が悪いと、豪語していました―――。それで道を誤り、2人犯罪に巻き込んでしまったーーー。警視総監は・・・それをどう思いますか?警官なのに・・・と、泣いていたそうじゃないですか?―――どうして、私が来る前に、犯人を撃たなかったんですか?―――警察の仲間であっても、犯罪に巻き込まれれば、死刑に該当する―――。本当に自首で良かったんですか?―――山瀬紀彦―――母親の父親で、鈴木康則と同じ―――私は孫でもあった―――。私も警察の仕事をしているのに、どうして、認めてくれないんですか?―――どうして、私は叩かれないといけないんですか?―――。どうして、私は警察になったと思っているんですか?以前、私はそう言っていた事もあります。熱意があるのって、悪い事なんですか?―――私・・・酷い事をしているのですか?―――どうして、私は拳銃を持つなと言われないと行けないんですか?あんなに上手くなったのに―――。そう言ったら、警視総監は以前、私にこう叱りました―――。―――お前は・・・拳銃で人を殺し回る事を望んでいるのか?―――私は吃驚しました―――。御じい様に叱られたのが、その時だけで、私は吃驚して、後、かなりのショックでした―――。そう思われていたのですか?―――。銀行マンの子達も・・・私が警察官だと知っているから良かったけど、だけど、彼等も怯えている事に気づいてしまったーーー。銀行マンの子達は―――警察の癖に・・・何で、こんなところで、油売ってんだ―――。上司にも言われました―――。折角、勉強して此処の警察官にもなれたのに―――。どうして―――警察官になったのでしょうか?―――警視総監に聞きます。私は―――本当に、警察職務を全うできるのでしょうか?』