―――桜田門―――
『ーーー貴方達―――警察官だったの?本当に・・・私達・・・騙されているわ・・・こんな所、来るもんじゃないわ・・・帰りましょう・・・大樹―――。』
其の言葉に、警察の二人以外、眼を見張っていた。大樹と花型洋治は帰ろうとしていた―――。其の言葉に、田口銀蔵は呆れたように、全く―――この世は、政府が如何に駄目だと言わざるを得ない。こういう人々を野放しにするから、精神的な病気になってしまう。その途端、また吃驚した。
『―――貴方・・・お・・・おと・・・う・・・様・・・』
その時、もっとわるい事が重なり、田口結子は自分の身の内をバラしてしまった。この花型洋治と大樹はゲイであり、田口結子は自分の御父様を見付けた―――そう言いながら、沢山、泣いていた。昔は、ホモセクシャルと言い、同性愛者でもある。日本にも時々いる。レズビアンだったり、ホモセクシャルだったり、こういうのは、心の病気でもあり、政府は野放しにしてはいけない。
彼女は眼を丸くすると、『―――貴方達・・・田口結子とは・・・何もないのかしら?』と問う。山口春馬は二人の友達であり、美人の奥様-――山口萌もおり、浮気をしている筈は、ない―――。
山口春馬は大笑いをしており、『―――何だ・・・何だ・・・君は・・・俺達を・・・馬鹿にしているのか?』と怒り狂った。山口春馬は『―――御前・・・面白い奴だな・・・浮気するなよ?』と笑い上戸になった。2人は顔を見合わせると、『―――何?この人たち―――本当に・・・面白い―――何故、こんなこと・・・今の時代、隠す事ないのに―――。』と優しく言った―――。
山口萌は電話してみると、『―――もう・・・貴方がいないから・・・大変よ?いつ帰って来るの?子供達も・・・寂しがってるのよ・・・だから―――。』
―――こっちもか・・・
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