―――桜田門―――
此処に集まった、五人の中にいる、殺人者を探す事にした。五人の中に、田口結子も含まれている。何故、こんなところに来たのか?―――そう思った途端、警察の人々は、吃驚した―――。
田口結子は見覚えのある顔だったし、ひょっとすると、捜査資料に乗っているかもしれない。見覚えのあるのは、当り前の事かもしれない。小さい頃、友達に『―――田口結子―――』は、いた。
田口結子は十歳程に、一緒に遊んでいる友達であり、縄跳びや綾取りや、ジャングルジムで遊んでいた。田口結子はこの人々の中に、何故、間地っていたのか?―――何かに巻き込まれた?―――警察は今、御じい様の命令で、捜索願をだされており、彼女は出向わなければならない。彼女も群馬県警の一種で、この殺された人々の、遺骨や遺体を探す事にした。そんな中だった。
『―――山瀬紀彦さん・・・鈴木康則さん・・・拷問機械と・・・大山銀蔵という、男性の遺体が発見されました。この血―――調べてみてくれる?科捜研に回して下さい。』
『―――御前・・・この血・・・』
『ーーーまだ・・・分からないわ・・・だけれど、指紋と血液さえあれば、犯人は逮捕出来る。』
この二人は指示を出すと、早速、血液と調べる事になり、指紋が残ってないか、調べる事にした。
血液が犯人か、ある人か、分かるようになれば、殺されたか、或いは、自殺したかどうかわかる。
拷問する程、怖いし、怒りを感じるし、悲しみも感じる。彼女はじわっと涙を浮かべていた。連はポロポロと涙が零れ落ちるし、ずっと何かを感じていた。田口結子は殺された、そうではなく、田口結子自身が、そんな事―――思いたくない。御じい様はその様子に、『―――御前は・・・帰れ―――。』と怒鳴り散らす。その怒号の声に、誰もが吃驚してしまった。
―――結子・・・貴女じゃ・・・なければいいけど・・・でも・・・
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