―――桜田門―――
大山銀蔵は亡くなってしまい、この送られて来た依頼主の、遺言書だ分かった。だけど、本当に自分で書いたものなのか?―――パソコンで書かれた文章であり、名前の筆跡鑑定が出来ずにいる。
自分でこの拷問に入る事は、とてもじゃないけれど、普通は出来ない事でもある。この大物俳優が探して欲しい、娘の田口結子は遺体で発見される事になった。彼女の遺体を見つけた途端、誰もが慌てた。異臭がしたり、眼がぎょろっとしていたり、血が辺りに飛び散っていた。胸元には、ナイフが突き立っていたし、もう既に死んでいるかもしれない、そう思った。彼女は全裸であり、何が起こったのか、分かった。彼女はひょっとすると、この五人の中の男性達に拷問され、女性達からは、写真を撮られる事になった。田口結子は涙が浮かべており、助けて欲しい―――そう言った。
彼女は縛られており、涙を流しながら、こちらを見た。その時、彼女はーーー田口結子は、『―――れ・・・連、ちゃ・・・た・・・すけ・・・』と助けを求めた。彼女はどうして、此処にいるのか?―――問い質した。彼女は五人が犯人であり、男性陣に回されており、田口結子は『―――お父様は・・・お父様・・・何処にいるの?』と立ち上がろうとした。だけど、彼女は首を横に振ると、『そ・・・そんな・・・』と泣き叫んだ。取り合えず、残りの四人の招待を調べなければならない。此の子―――本当に、犯人じゃないのか?自作自演に見えてしまった―――。
だけど、自分で自分を縛れるのは、特定の人にしか出来ない筈で、裸だって見せるのは、もし回されたなら、見せたくない筈だ。此の事件―――ひょっとすると、簡単な事でないと、そう思った。
『―――じゃぁ・・・残りの四人と・・・グルだっていうのか?お父様を・・・殺したって言うのか?―――そんな・・・そんなバカな事だ―――。』
―――う・・・嘘だろう?
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