―――桜田門―――
今、警察の二人は―――事件の発端を考えていた。先ず、此処に来た時、可笑しい所はないか?―――インチキしている人、人殺しをしようとしている人、詰まり―――悪い事をしている人々。
最近、そういう人々が流行っており、赤ちゃん迄―――安楽死させてしまう事もある―――。それが無いように、警察達が町中を見張っている。警視総監も乗っており、消防車も出動する―――。
『ーーーカラカラン・・・火の用心・・・カランカラン・・・火の用心-――。』
田口結子は逮捕状を出されてしまい、父親の死に目に、狂ったように笑っていた。田口結子ではなく、もっと別人でもあり、田口結子は監禁されていた。本物は救い出しており、半月も、この変態達に監禁されていた。田口結子は連に視線を向けると、『―――結子・・・無事で良かった!!』と連は彼女を抱きしめた。
結子とは―――彼女の小学生の時の友達であり、一緒に遊んでいる事も多くなり、ずっと楽しい。
だけど、御互いに引っ越しする為に、荷物を整理した時、約束をした。自分に何かあったら、助けて欲しい。その時、彼女はハッとフラシュバックの如く、御じい様の事を思い出している―――。
『―――御じい様・・・この件・・・私・・・怖くて・・・怖くて・・・何よ・・・あの女ーーー最低―――豚箱に入れてるわ・・こんの人殺し野郎-――。』
『―――お前は・・・落ち着いて・・・証言でも聞いていろ―――。此の田口結子に済ました奴が、分かるかもしれないだろう?』
その時、連と直人は県警察本部に戻ると、群馬県警に指示を出した。それは―――田口結子に前科が付いていないか?―――彼女は―――本物の田口結子は、全裸で発見したけれど、無事である―――。そう言っていた。
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