―――桜田門―――
―――
―――連は電車に乗り込むと、木村は「-――また・・・明日―――。」と、手を握った―――。今日は連は良い日になった―――。これで自分はちゃんとした生活を送れるようになる―――。そう思ってしまったーーー。自分は警察の身分であり、本当は警察官-――刑事課の人を選ぼうかとも思った。だけど、自分は結婚したい―――。明と出会い、自分の将来が見えて来た―――。
警察の妻になるのは、とても不安な事でもあったが、子供を育てるのがまた楽しみである―――。子供の面倒を見るのが得意の様で、自分も見習いたい―――そう思ってしまったーーー。
「―――連・・・」
その時、自分の背後から声が聞こえ、ふと振り向いた―――。そこには―――母がおり、まぁ、小さい頃からの悪友であり、何でも相談できる―――ごひいき様でもあった―――。
彼女は金髪に染めており、ふんわりとした服を着ていた―――。白いセーターに、緑色のパンツを穿いていた―――。黒いコートを羽織っており、連は出会った友達に、美琴に手を振った―――。
「―――貴方・・・こんなところに来るの、珍しいわね・・・何かあったの?」
その言葉に、連は指輪を見せると、彼女は大吃驚していた―――。先ほど、婚約してしまい、結納は明日―――優斗の家でやる事になる―――。
「―――吃驚したわ・・・貴方が結婚だなんて・・・幸せになってね・・・」
連は嬉しそうに笑うと、彼女は「あら・・・貴方、良い笑顔・・・できるじゃない・・・」と言った―――。彼女はずっと応援しているよ―――そう言っていた―――。
―――ありがとう・・・
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