―――桜田門―――
―――
―――それから、翌日。
彼女達は料亭で食事する事になり、お見合いをする事になった―――。結納をするのは終わったから、二人を会わせる事にした―――。木村家と鈴木連は着物と袴を纏い、母親を連れて食事を取る事にした―――。彼女は食事中、色々な話をしてくださった―――。どんな人になって欲しいか、どんな風に夫婦生活を送れるのか―――誰もがそれをやる事だ―――。
「―――昨日は・・・勝手に、指輪を送ってしまって・・・申し訳ございませんでしたーーー。息子には・・・もっと早くに渡すように言っていたのに―――。遅れてしまって―――。」
「―――いいえ・・・こちらこそ・・・勝手にお邪魔してしまって・・・私どもも・・・驚いてしまって―――。」
彼女は今、笑っており、「―――貴方・・・良い人ね・・・それが分かったから、オッケイいたしましたの―――。どうぞ・・・これからも、宜しくお願い致します―――。」と返事した―――。
それから、母親達は―――部屋を出て、二人きりになった―――。
彼は照れ臭そうにしているが、彼女は突然、彼の側によると、目を瞑ってしまったーーー。
彼はその様子に、驚いたように見やると、「―――早く・・・してください・・・待ちませんよ。」と言われてしまったーーー。彼女は大吃驚な言動を連発しており、彼は思わず笑ってしまったーーー。それから、ゆっくりと口を近づけた―――。
母親たちは、その二人の様子に、笑っている―――。
―――宜しくお願いします・・・明・・・
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