―――桜田門―――
―――
―――あれから、鈴木連は入院していた。拳銃を受け、心配して仲間が面会にきていた―――。連はずっと生死を彷徨っていた。彼女は眼を覚ますと、そこには―――御じい様と家族がいた。連はずっと―――一か月入院しており、明と兄の誠も心配していた―――。
自分はこうなった理由―――あまり思いだせない―――。そうじゃない―――言いたくない―――それから、彼等は医者と看護師に連絡する為、一緒に向った―――。彼女はボーっとしており、天井を見上げていた!目お覚ますと、其処には、点滴治療をしている自分がいた。パチッと目を覚ますと、カーテンから光が差し込み、ゆっくりと起き上がろうとした。更に、其処には、優斗と家族の姿があった。其処には、怒っている、御じい様の姿があり、『―――やっと・・・目を覚ました・・・この・・・馬鹿ったれが・・・』と吐き捨てる。山瀬紀彦と鈴木康則は泣いており、彼女は『―――こ・・・此処は―――』とゆっくりと口を動かした。ゆっくりと口を動かすと、『―――わ・・・私・・・い・・・生きているのね?』と呟く。
『―――お前は・・・生きている・・・だけど、鈴木連-――お前は・・・無茶苦茶だ―――。何のために、御見合いさせたのか?分かっていない。危ない真似を・・・して欲しくなかった―――。だから、結婚させたんだ・・・お前は、面食いだし・・・』
其の言葉に、じわっと涙を浮かべると、『―――ご・・・御免・・・なさい・・・』と言った。
だけど、警察だけは、辞めたくない―――そう思ってしまった。
『―――馬鹿野郎・・・此の命知らず・・・』
―――危うく・・・死ぬところだったぞ・・・
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