―――桜田門―――
連は手術をした為、腹に傷が残ってしまったーーー。更に、警察官の調べると、加木屋忍は最悪な奴だという事が分かった―――。加木屋忍は爆弾に興味があるし、金目当ての結婚だった―――。その後、それに気づいて、家族が心配しており、こういう結果になってしまったーーー。
連は絶対に死ぬわけにはいかない―――。彼女こそ、日本の警察であるからだ―――。彼女程、御じい様より、正義感が強い―――唯、やり方を間違えたりする―――。
だから、ずっと人の事を好きで居たい―――。ずっと好きなら、どうして、こういう結果が出て来たんだ?―――自分は人を見る目がないのだろうか?―――彼女はそればかり考えている―――。
御じい様は警察官としての心得を教えようとしていただけであり、彼女は反発しまくっていた。
明はずっと彼女を裏切っており、父親と母親と一緒に逮捕されていた―――。そこの家は身分査証をしており、本当は吉見明ではなく、家族諸共嘘をついていた―――。それに気づく筈で、口車に乗せられてしまったーーー。信じやすい人ほど、犯罪に巻き込まれやすい。信じても良い時があるが、信じては駄目だと言う時がある―――。この他人なら、信じられる―――そう思ってしまったーーー。だけど、これだけは言っておく―――人を信じるのはいいが、人を見る目を養えば、騙されることなく、接してくれる事もある―――。
『―――鈴木・・・連・・・です・・・宜しく・・・お願い・・・致します・・・』
最初、自己紹介をする時の事を思い出すと、彼女は鈴木誠に笑われたのを覚えている―――。鈴木誠は最初から、気になる人であり、ずっと思い続けていた―――。だけど、その人は今、兄貴に泣てしまっている。その人は自分より大人になっており、彼女はショックだった―――。その人しか、覚えておらず、それの所為で、彼女は一度可笑しくなってしまったーーー。
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