―――桜田門―――
今、彼女は家に帰ると、そこには縄で縛られており、彼女は吃驚してしまった――――。其処には、御じい様の胸を貫通しており、彼女は「―――御じい様・・・」と叫んだ―――。
その時、御じい様が死んでしまい、救急車も間に合わなかった――。永眠―――八十歳でもある―――。此処までこれたのは、全部―――明の所為だった―――。あの後直ぐに、群馬県警の警視正-――山瀬紀彦は「―――康則・・・辛かった・・・全部、連を守る為だったのに、本当に死んでしまうのか。本当に―――馬鹿者だ―――。孫に命をあげるなんて―――。俺には―――出来ない芸当でもある。本当に・・・悔しいよ・・・折角、ひ孫が出来ると思っていたのに―――。なぁ、康則君―――。」
遺体を見せられた時、山瀬紀彦は泣いていた―――。だから、それだけ、辛い思いをしてきた。
火葬場でも―――頭の骨を―――人骨を白いツボに入れ、その時、連は吐き出してしまった。
「―――御じい様・・・私を置いていくなんて・・・まさか、こんなことになるなんて―――。悔しいよ―――御じい様―――死んでしまうなんて―――。全部、私が悪いんだ―――。どうして、御じい様・・・悲しいよ―――。戻って来てよ―――。」
彼女の悲鳴が聞こえる―――。誰もが御じい様がなくなって、悲しい―――。警視庁の車で、火葬場で車を発進させる―――。それは警察の礼儀でもある―――。
儀式が始まっており、彼等はお葬式に出やった―――。警察は友達の羽村由紀、夏海と、淳も来ていた―――。だけど、彼女は無表情でもあった―――。好きだった人に裏切られ、御じい様も殺されてしまい、今、初めて、拳銃を撃つ事が危険だと、分かってしまったーーー。もう死んだ人は、戻ってこない―――。だから、犯罪を犯している人を、救う仕事なのに―――。
一瞬、忍を憎んでしまったーーー。
「―――忍・・・忍の・・・馬鹿野郎―――。」
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