―――桜田門―――

第四章 誘拐事件

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今、また三年が経った―――。撃たれてから、三年が経ち、彼女は社会復帰できるか、医者に聞いた。自分でも最近、調子が良く、そろそろ退院出来るだろう―――。そう思ってしまった―――。
彼女は鈴木誠と清算し、義理の妹として、一緒に居る事にした―――。いつか、良い人と巡り合い、彼女はブライダルフェアに行く事にした―――。ブライダルフェアはずっと行きたくて、本当は結婚は自分に向いていないと思っているが、興味があり、行くだけでも行ってみたい―――。
相手は勿論、警察官でもある―――。ずっと少しづつ、傷口も綺麗になって来ており、彼女は安心した―――。記憶も徐々に戻ってきており、記憶喪失も徐々に、治って来ている、そう思った。
加木屋誠としているのか、鈴木誠のままでいるのか?―――連は確かに、色々と、鼓動が高鳴る。
誠と一緒にいると、ドクン、ドクン、と高鳴る―――。ずっと一緒にいる人と別れてしまい、彼女は本当に辛かった―――。精神科にもかかるようになり、彼女はあれから痩せてしまった―――。
五キロ痩せてしまい、彼女はずっと食べ物が食べられない状況にある―――。
五キロ痩せれば、服が合わなくなってしまう―――。警察官でもある連は、ある人を見つけた。
あの時、本気でそう思ってしまった―――。ずっと好きでもあり、一緒に働ける―――。本当に好きになる事は、この時が初めてである―――。兄に貰われてしまい、結婚できなくなっていた。
勿論、父親に激怒していた―――。
『―――どうして・・・誠は駄目なの?どうして・・・私は・・・いつも・・・』
彼女は泣き出した事があった―――。
このままでは―――家庭崩壊が起きてしまい、彼女は悔しそうに見やった―――。
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