―――桜田門―――
『―――あんた・・・アメリカ行って、どうするの?辛い思いするだけじゃない・・・』
『―――お母様・・・これは、私と・・・義兄貴の問題だから、邪魔しないでくれる?』
『―――貴方こそ・・・木村君はどうなるの?貴方の旦那でしょう?』
それから、2人はどうしようか悩んでおり、そこには、黙ってこっちを見ている、御じい様が見えた。御じい様は数年前に、命を落としてしまった。だけど、もう一人、残っている。だから、御じい様は泣いて感謝していた。今、彼女はパソコンで、町中の様子をうかがっていた。犯罪があれば、此処のパソコンに入電が入る筈で、素早く事件を解決する事が出来る。御じい様は彼女の警察官ぶりに感心しており、医者になりたい時もあったが、警察官も楽しい仕事でもある。仕事はとても大変でもあるが、それがまた嬉しい。家族が居て、仕事ができて、生きていける筈だーーー。
パソコンさえ使いこなせば、早い時間に事件を解決する事が出来る。とある映画もあるが、そこでは、プライバシーの侵害だと言われていた。だけど、事件を解決するには、必要な事かもしれない。今、精神鑑定が流行っており、犯人が直ぐに割れる。精神鑑定は話す事が重要であり、話の内容を聞きながら、犯人が誰だか読み取る力がある人がやる事だ。例えば、警察とか医者とか、否、全ての職業に必要な事でもある。
『―――貴方は・・・何で、人を殺してしまったのか?』
『―――な・・・何?さ・・・殺人?何を言っているんだ?』
笑って答える奴は、犯人だと自分で言っているようだ。まるで血痕のルミノール反応の事を、暗示しており、笑いながら、自首している人もいた。
『―――さいってい・・・』
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