再動のtca回路
鉄パイプが勢いよく振り下ろされる、俺は死ぬのか?とっさに両腕で頭をかばい目をつぶる  「ガキィンン!・・・カラン」  人の頭をかち割るものとは違う音に「えっ!」と二人同時に声が出る普通であればグジャリとかゴズッというにぶい音がすると思っていたのだか金属と金属がぶつかりあうようなそんな感じだったそれに殴られる痛みもない
「おまっ、・・・なにしやがる・・・」俺は眼をあけると奴の視線は俺でなく向こうに行っていた、外灯の届かない暗闇から カツカツ という足音とともにその姿を現す。
「てめぇ俺の獲物だぞ今日は楽だと思ったんだぜ」奴は少しキレ気味に言う
「獲物だのなんだの関係ないわよこんな雑魚に手出して恥ずかしくないわけ?」ハッ!と彼女は鼻で笑い、奴の足を狙い銃弾らしきものを撃ち込む「あ?なんのつもりだなんともねぇぞ」填放が答える「そんなのいったら意味がないじゃない」
そんなやり取りの中考えこむ 填放由依だ よな、だけど海が言っていたのとなんかちがうなぁいややっぱりちがうのか?
?いっぱいの俺に填放が近づきささやく「私があいつひきつけるから校舎の中にでもにげなさい」しばらくしてから「えっお前はどうすんだよあいつ消えるんだぞ!俺だけにげるなんて無理に決まってるだろ」間髪いれず填放は「バカね何も知らないの!まぁ仕方ないか、強制的に行かせるしかないわねあんた絶対長生きしないわ」といい俺に向かって銃をむける「ちょ、おい!」と声が出る填放は何も言わず引き金を引く バンッ!バンッ! 2発放たれ「うっ」とっさに目をつぶる、次に目を開けた瞬間   「ここはどこだ?」
おいおいおい、さっきまで校舎の外にいたんだぞ今は保健室にいるみたいだ
どうやら大変なことが起きているのはわかる。なんらかのゲームなのか?それにしては悪趣味だな俺殺されかけたしこのかの言っていた「気をつけろ」ってこのことだったのかこんなことだったらソッコー帰るんだったよだとしても填放は学校にいたんだよな状況は変わらねぇか、でも俺が襲われなかったらこんなリスクを負わなくてすんだんだよな俺ってなんなんだろ・・・だんだん落ち込んでくる神橋、そこでふときずく 「あれ?填放は?」填放由依の姿がない「くそ、あいつ」とつぶやく まだ自転車置き場にいるだろうか?考えてる暇はないとりあえず行動あるのみだ        神橋は廊下を走る


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