浮気な彼と恋のマジックドライビング
「あの…片瀬さん気がついてます?

片瀬さんバイトから帰られると、香水の香りがほんのり服から漂ってます。

何も知らされてないなら…私なら自分が夜勤でいない間に他の女の人と遊んでるのかって疑いますよ?」

「えっ…」

明莉ちゃんの言葉にはっとする。

「だいたい片瀬さん軽いんですよ。

ホテルいこうよってすぐ女口説くし。

ご飯ばっかり食べてるとたまにはラーメン食べたくなるだろ、なんて言ってるから女と遊んでるって思われるんですよ。

俺もずっとそう思ってたし。

彼女いるのにひでーなって」

二人の言葉に俺は…唖然として固まっていた。
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