浮気な彼と恋のマジックドライビング
微かに触れるだけのキスを彼女に落とす。

身体がこわばっていないことを確認して再び今度はもう少し長く彼女の唇に触れる。

何度も何度も繰り返して…余裕がないガキのようで可笑しくて途中で吹き出した。

「フッ…ごめん、なつ。

俺余裕なさすぎ。

とりあえず、俺たちの家に帰ろう。
すぐに新しい新居探して引っ越そう。

結婚してくれるだろ?俺と。

子供たちと一緒にサッカーしよう?

俺の理想の奥さんはなつしか当てはまらないからな。

俺の未来予想図には高校の時からなつしかいないから」

遠慮することなく、熱い視線をなつにむけて指を絡めて繋いだ手をなつはするりと振りほどいた。
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