利害関係から恋愛へ発展する方法
再び、ベッド横の定位置に座ると

目を瞑っていた祐二の目が開き

「ちひろ、一晩中いんの?」

そんな事言われると・・・

いつもの私の臆病な性格が現れてしまうわけで


「いない方がいいなら部屋に戻るよ」


迷惑だった?嫌だった?


ほんの数秒でそんな事を考えてしまう。


「なら、ここ寝ろ」


そう言いながら、布団をトントンとしている。


ここで寝ろって・・・・


「え?祐二の隣に寝るの?」

「それだったらちひろも寝れるだろ」

祐二の隣に?

祐二の布団で?


・・・寝れるんだろうか。

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