利害関係から恋愛へ発展する方法
「ちひろちゃーん?」

そう言いながら、頬をツンツンしているし・・・

完全にからかわれている。


「さっきまであんなにおとなしかったのに・・」

ボソッとそう呟く私に


「薬の効果切れたらまたああなるぞ。
そん時に襲いかかるなよ?ははは」


襲いかかるって・・・

そんな野獣じゃないんだから。


「んで?こんなチャンス二度とないかもしんないけど、素直になんなくていいのかー?」


茶化したようにそんな事を言うけれど

どこをどう素直になればいいのか

パニック状態でもあるわけで・・・


「何を素直になればいいの・・」

祐二の方を見上げながら小さな声で問いかける。


「俺の事好きだろ?」


あぁ・・・やはりそこにいくか。
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