利害関係から恋愛へ発展する方法
「祐ちゃん!良い彼女見つけたね。」

そう言いながら
男の肩を思い切り叩いている。

「だろ。んじゃ
そろそろ帰るよ。」

肩をさすりながら
おばあちゃんに
お金を渡そうとするけれど

「余計な事はしないでいいの!
ばーちゃん孝行したいなら
お金より、頻繁に顔見せなさい。
まったく・・・ねぇ、彼女もそう思うでしょう?」

「ですね。ふふふ」

なぜか説教されている姿に
思わず笑いが出てしまった。

「はいはい、じゃあ
ごちそうさま。」

「ごちそうさまでした」

「またおいでよ?ね?」

そう言いながら
私の腕をさするおばあちゃんに

「おさわり禁止でーす」

男がからかったように
おばあちゃんに言い放っている。

「また来ます。ありがとうございました」

外まで出てきて手を振るおばあちゃんを背に
店を後にした。
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