利害関係から恋愛へ発展する方法
サラサラの茶色の髪
透き通った白い肌に長いまつげ
間近で見れば見るほど

この人って・・・

確実に美形の部類だ。

思わず、佑二の頬を触ってしまっている私がいる。

けれど頬に触れている私の手は
急に掴まれ

「何だ?惚れたか?はははは」

目が開くと同時に、私の顔を見上げると
そう言いながら笑っている。

「ち、ちがう」

しどろもどろな言い方になってしまっているけれど・・・

「あー、ねむ。寝るわ」

あくびをしながらそう言うと起き上がり
私の顔をじっと見つめ
軽く頬をつまむと

「ま、目の前に可愛いもんがあると
こうやって触りたくなるからな」

と言いながら部屋に帰って行ってしまった。

呆然とする私。つままれた頬を撫でながら
言われた言葉が頭の中をリピートしている。

気持ち・・バレた?

え?あー・・何で私・・触っちゃったんだろう。

もう、後悔しかない・・
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