御曹司に身分違いの恋をしました。
数日後の休みの日
友人の誕生日プレゼントを探しに
デパートへ向かった。
昔からの友人でずっと私の悩みを
聞いてくれてて頼りになる友人
井野恭子。
唯一心の中を話せる友人なのだ。
恭子はバーで働くことを猛反対した
「あんたには似合わない」って。
でも早くあの父親にお金を渡して
縁を切りたかったから
それを説明すると「変な男に
惑わされちゃダメよ
まぁあそこは普通の人が
入れないからそこまで変なことには
ならないと思うけど
あんたは心が優しいから
すぐに騙されたりするから」と
まるで親のように心配をしてくれる。
何がいいかな?
最近彼氏と同棲を始めたみたいだから
何かのペアーなものにしようかな
とキッチン用品を探していた。
すると足早に通り過ぎる人と
あわや正面衝突しそうになった。
「あっ!」
「あれっ あなたは?」
「こんにちは」
「こんにちは お買い物?」
「友人のプレゼントを」
そんな会話を交わすのは
山口さんのお母様。
「それでは失礼します」
「またね」
と挨拶をしたのに
20分後またすれ違った。
「あはは 何かご縁があるのかしらね」
「びっくりしました」
「2度あることは3度あるって言うわね」
「はいそうですね」
「良いもの見つかったの?」
「ペアのマグカップにしました」
「あらそう 結婚されてるの?」
「いえ。。。同棲を始めたらしくて」
「同棲ねぇ。。。あっ!これから暇?」
次に用事があるんです!と言えばよかったが
言えず正直に「はい」と答えてしまった。
「そこのカフェでお茶を飲みましょう」
「はい」
お茶を飲むことになった。