御曹司に身分違いの恋をしました。
「重ね重ねごめんなさい
父が嘘を言ってあたしの大学費用とか
請求したり
あっ!これはあたしが
働いてコツコツ返します」
「そんなの要らないよ
慰謝料や認知を受け入れなかったお母さんに
変わりじゃないけど
それぐらいはして当たり前だと思ってるから」
「愛華 それだけじゃないのよ
残りの借金も、、、」
「え?すがったの?
呼び出して泣き言言ってすがったの?!
それってあのクソ親父と同じことじゃん!
なんでそんなことするのよ!」
母に激しく言い寄った。
「何としても働いて返す!って
話し合ったでしょ」
「でもあなたには無理させれないじゃない」
全ては私
私が産むと決心したから
またコマがズレてきた。
「それなら産む選択しなきゃ良かったってこと?」
「そんなこと言ってないでしょ!」
あ。。。
妊娠のことを自ら口を滑らせるなんて。
「愛華 あのね
お母さんは何も言ってないよ?
もちろんお金のことも拒否されたよ!
自分たちで何とかするからって
でも愛華の妊娠のこととか
いろいろ聞いて助けなきゃと
思ったからこっちから連絡したんだよ」
と川相さんが言った。
山口さんから私が妊娠してるらしいと
会話の中で出てきたら
いても経っても居られなくなって
電話をかけてたと言う。
そこであの日お母様と会った時のことや
お母様が婦人科の先生と知り合いだったから
個人情報だけれど聞いた話とかを知らされた。
それなら山口さんも知ってるね
私の妊娠のこと。
「父親は雅人くんじゃないのかね?」
隠さなきゃ。。。
「違います」
「本当なのか?
複数の人と付き合ってたって?」
山口さんは全て話してるんだね
それならその設定で突き通さなきゃ。
「そうです そんな女なんですよ」
「違うんじゃないのか?
絶対違う!」違うと言い張る川相さん。