御曹司に身分違いの恋をしました。
「会ってたのは事実じゃん
それを知って泣いてたんじゃないの母さん
どう?そうだろう?」
「待って!浮気浮気って言うけど
うちの母さん悪いことしてない!
川相さん!!!そこをちゃんと説明しててよ
これじゃ母さんが悪者じゃん
母さん何もしてないのに
可哀そすぎる!」
「ちょっと座るわね
それに関して説明させて」
とお母様がソファーに座った。
「陽二も大志もよく聞いて
お父さんを奪ったのはこのあたしよ」
その言葉に「え?」と2人とも驚いた。
ーーーお父さんが研修で
母さんの実家の病院に来て知り合ったときから
一目惚れして好きになった
全く相手にしてもらえなく
しかも付き合っている女性がいると
知ってたけれど親を使ってお見合いの場を
設けてもらった
初めは直々に断られた
「愛する人がいるので」と
だがその相手は川相さんの両親が
反対していると小耳に挟み
相手に会い「川相さんの奥さんになれるのは
このあたしよ!貴女の事は川相さんの両親は
認めてないんでしょ諦めて頂戴」
と何度も何度も言って
電話をかけまくった。
数ヶ月後お父さんたちは
正式に別れたと聞き
話はとんとん拍子に進んで
婚約結婚をしたーーー
「こんな経緯なの
父さんがこの愛華さんの誕生日に
会ってたことは父さんから聞かされていた
けれどもう相手の人への気持ちは無いからと
言われてて本当に父さんは
母さんのことだけを愛してくれてたのは
本当にわかってたのよ」
「じゃあ 泣いてたのは何?」
「あああれはね
おばあさまが何をやっても
鈍臭い母さんに対して辛くあたってたから
それなのよ」
もう亡くなられてここにはいない
おばあさまとの嫁姑問題だったと話す。
だったら!!!
うちの母さん何も悪く無いのが
証明されたじゃん!