きらきら星に魅せられて
落ち込んだ様子で戻ってきた時雨をみんなが慰めている。
「時雨は上手だったよ!」
「そうだよ。元気だして?」
「あとは私たちががんばるから」
「.....うん」
私は1人、スマホを弄っていた。
なぜかと言うともう2人の得点が出ていたから。
結果は.....
星羅ちゃん→98点
時雨→76点
やはりかなりの差があった。
「.....芽唯?あぁ、やっぱりそれ見てると思った。ちょっと差があるよね.....」
少し不安げな表情を浮かべる奈穂。
「私たちなら大丈夫だよきっと.....。絶対勝とうよ」
「そうだよね.....っ。次私だからがんばるね」
「がんばって」
お互いに強く頷き合い、奈穂の背中を見送った。
「時雨.....お疲れ様。演奏、すごく良かったよ」
まだちゃんと伝えられていなかったことを思い出し、慌てて時雨の元へ向かった。
「芽唯.....。私、やっぱりだめだわ。私がきっかけでこんなことになっちゃったのに負けたらみんなにも迷惑がかかっちゃう」
「絶対負けないよ。私を信じて」
「え.....?」
「私ね、ピアノ6年間やってたんだ」
「そんなに長く.....?でも少しって.....」
「あれは嘘。ピアノ歴6年舐めないでよ。中学3年間は弾いてないけどこの2週間がんばったんだから」
「.....私、信じてるわ。芽唯のこと」
少しだけ時雨に真実を伝えた。
聡い時雨のことだからそのうち私の出番が始まるより前に気づいてしまうかもしれないな。
「ありがとう」
「時雨は上手だったよ!」
「そうだよ。元気だして?」
「あとは私たちががんばるから」
「.....うん」
私は1人、スマホを弄っていた。
なぜかと言うともう2人の得点が出ていたから。
結果は.....
星羅ちゃん→98点
時雨→76点
やはりかなりの差があった。
「.....芽唯?あぁ、やっぱりそれ見てると思った。ちょっと差があるよね.....」
少し不安げな表情を浮かべる奈穂。
「私たちなら大丈夫だよきっと.....。絶対勝とうよ」
「そうだよね.....っ。次私だからがんばるね」
「がんばって」
お互いに強く頷き合い、奈穂の背中を見送った。
「時雨.....お疲れ様。演奏、すごく良かったよ」
まだちゃんと伝えられていなかったことを思い出し、慌てて時雨の元へ向かった。
「芽唯.....。私、やっぱりだめだわ。私がきっかけでこんなことになっちゃったのに負けたらみんなにも迷惑がかかっちゃう」
「絶対負けないよ。私を信じて」
「え.....?」
「私ね、ピアノ6年間やってたんだ」
「そんなに長く.....?でも少しって.....」
「あれは嘘。ピアノ歴6年舐めないでよ。中学3年間は弾いてないけどこの2週間がんばったんだから」
「.....私、信じてるわ。芽唯のこと」
少しだけ時雨に真実を伝えた。
聡い時雨のことだからそのうち私の出番が始まるより前に気づいてしまうかもしれないな。
「ありがとう」