きらきら星に魅せられて
「まずいわ。授業開始まであと少ししかないわ」

「いそが「キーンコーンカーンコーン」

「あ」

いそがないとって言おうとした矢先、鳴ってしまった授業開始のチャイム。

「事情を説明すればきっと大丈夫よ。早く行きましょう」

私、こういうのはしっかり守るほうだったのに......。


「遅れました。すみません」

「何をしていたの?2人とも。遅れてくるなんていい度胸じゃない」

「事情聞いてないんですか?そっちこそ私にそんな態度取るなんていい度胸ですね?」

星羅ちゃん、最強説.....。

「なんですって!?私は何も聞いてないわよ。菅野さん、説明しなさい」

「なら私が説明しますわ。今、私と何人かで勝負をしていましたの。それも聞いてないんですか?そこでこの子が報道陣に追われていたので巻くのに時間がかかっただけです」

「なぜ菅野さんが追われるのですか?それにそれならあなたは関係ないでしょう、真城さん」

「はぁ?さ.....芽唯を見捨てて先に行けと言うのですか?とんでもない薄情者ね」

紗夜と言いかけて芽唯と言い直したところには安堵した。

でもそろそろ落ち着いて.....。

「菅野さん。真実を話してください」

「さっきから菅野さん菅野さんってなに?私は信用ならないとおっしゃるんですか?お父様に言いつけてやりますわ」

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