きらきら星に魅せられて
まぁ確かにその通りだ。

先生も先生で大人気ない。

「真城さんのお父様は関係ないでしょう?いい加減にしなさい」

「お父様は理事長の友人なんです。あなたのことなんて簡単に辞めさせることだって出来るのよ?いい加減にするのは先生の方じゃないのかしら」

「理事長の友人.....」

顔面蒼白になっている先生。

「そんな嘘私には通用しませんよ」

必死で平静を装っている。


「.....菅野さん、先程の真城さんの言い訳は真実ですか?」

「はい」

「証拠は?」

「はい?」

「証拠はあるのかと聞いているのです」

「今日出演したみんなは知っているはずですよ。なんなら外で騒いでる人たちにでも聞いてみたらどうですか?」

「はーい。ほんとですよ」

「私たち見てましたもん」

奈穂や時雨などの今日出ていた人たちが答えてくれた。

「そんな....よくわかりませんが、今回はいいでしょう。席に座りなさい」

「嫌です。私たちに謝ってください」

はぁ.....。

もうわかってもらえたんだからいいのに。

「星羅ちゃん。後でにしようよ。今はもういいでしょ?」

「わかったわよ。じゃあ先生。この続きはまた後で」

「.....」

あちゃー、先生が可哀想になってきた.....。

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