きらきら星に魅せられて
「玲亜、がんばるんだぞ」

「うん!パパ」

「私はそこまで玲亜を送ってくるね」

「わかった」

舞台袖の近くまで玲亜を送っていく私。

「玲亜、聞いて」

先生が私に教えてくれた魔法の言葉は一生忘れることなどない。


「自分の」

「自分の演奏をする、でしょ?覚えていてくれたのね」

玲亜の言葉に先生の声が重なった.....気がした。






―――運命の人というのはたとえ別れたとしても必ず巡り巡ってまた出会うものなのよ。





Fin


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