きらきら星に魅せられて
「な、何よ」

「なんだか面白くて.....。でもありがとうございます。私もまさか真城さんに褒められるなんて思ってもみなかったです。私.....同世代の人とこんなに話せたの初めてなんです。自分でも不思議なくらい」

「え?あぁ、さっきの言い合いの時より威勢がないなとは思ったけど」

「はい。私人と関わるのが苦手でほとんど話したことなかったんです。だから真城さんのおかげで少しは克服できたのかもしれないです」

「ほとんど話したことないのに私に刃向かったの?おかしい子ね」

絶対さっきのは星羅ちゃんの方が悪かった気が.....それはもういいってことにした。

「まぁいいわ。私がライバルって認めたんだからこれからもずっと私のライバルらしい演奏しなさいよ?下手にでもなったら許さないから」

相変わらずの上から目線だったけど、星羅ちゃんがこうやって言う相手はきっと私しかいないんだろうなってわかっていたからすごく嬉しかった。

「はい.....っ。がんばります.....!」

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