きらきら星に魅せられて
ある夏の悲劇
それから3年後.....。
季節は夏、7月後半。世の中は夏休み真っ只中。
テレビに出たりインタビューを受けたりすることはあまりなくなっていたが、そのぶんピアノにかける時間も多くなり、とにかくピアノばかり弾いていた私。
まさにピアノコンクールがたくさん始まる時期であり、いつにも増してピアノを練習していた。
ピンポーン
「おはようございます!堀田です」
「先生!おはようございます。どうぞお上がりください。紗夜は練習しているので」
「お邪魔します」
お母さんと先生が話している声が聞こえた。
その日はコンクールの全国大会。
朝早くからコンクールに向けての最後の詰めをしていた。
なぜ家にピアノがあるのかと言うと.....
ずっと音楽室のピアノだけで練習していた私。
そのことを取材で話すと大きな反響を呼び、宛先不明の誰かから大きなグランドピアノが届けられた。
おかげで毎日家でもピアノを弾くことができるようになったという訳だ。
本当に感謝でいっぱいだったが、何しろ宛先不明。
お礼を言うことも出来なかった。
季節は夏、7月後半。世の中は夏休み真っ只中。
テレビに出たりインタビューを受けたりすることはあまりなくなっていたが、そのぶんピアノにかける時間も多くなり、とにかくピアノばかり弾いていた私。
まさにピアノコンクールがたくさん始まる時期であり、いつにも増してピアノを練習していた。
ピンポーン
「おはようございます!堀田です」
「先生!おはようございます。どうぞお上がりください。紗夜は練習しているので」
「お邪魔します」
お母さんと先生が話している声が聞こえた。
その日はコンクールの全国大会。
朝早くからコンクールに向けての最後の詰めをしていた。
なぜ家にピアノがあるのかと言うと.....
ずっと音楽室のピアノだけで練習していた私。
そのことを取材で話すと大きな反響を呼び、宛先不明の誰かから大きなグランドピアノが届けられた。
おかげで毎日家でもピアノを弾くことができるようになったという訳だ。
本当に感謝でいっぱいだったが、何しろ宛先不明。
お礼を言うことも出来なかった。