きらきら星に魅せられて
「そっか。弾いてみたくない?」
「.....弾いてみたい」
学校に入って初めて出した声だったと思う。
反射的に出してしまった自分の言葉に自分でもすごく驚いた。
「じゃあこの椅子に座ってみて」
コクンと頷き少し高い椅子によじ登るようにして座った。
恐る恐る手を置き、音を鳴らしてみる。
「♪」
その音がなんの音なのかはわからないけどきらきら星の最初の音だってことはわかった。
だから今日の授業のときピアニカでやったように右手で順番に鍵盤を押す。
次は左手を足してさっき先生が弾いていた曲を思い出しながら同じ曲になるように音を探し当てていく。
それがすごく楽しかった。
そして5分くらいが経ってやっと全部弾けるようになり先生の方に振り向いた。
先生は呆然と私を見ていたが、ハッとして意識を引き戻した。
「.....弾いてみたい」
学校に入って初めて出した声だったと思う。
反射的に出してしまった自分の言葉に自分でもすごく驚いた。
「じゃあこの椅子に座ってみて」
コクンと頷き少し高い椅子によじ登るようにして座った。
恐る恐る手を置き、音を鳴らしてみる。
「♪」
その音がなんの音なのかはわからないけどきらきら星の最初の音だってことはわかった。
だから今日の授業のときピアニカでやったように右手で順番に鍵盤を押す。
次は左手を足してさっき先生が弾いていた曲を思い出しながら同じ曲になるように音を探し当てていく。
それがすごく楽しかった。
そして5分くらいが経ってやっと全部弾けるようになり先生の方に振り向いた。
先生は呆然と私を見ていたが、ハッとして意識を引き戻した。