きらきら星に魅せられて
「練習の時間だったのにごめんね」

「家で練習するから大丈夫。.....そういえば来週の土曜日、毎月恒例の音楽科の演奏会があるんだけど来ないか?来れるならでいいけど」

「行きたいな.....。どこでやるの?」

「この学校の音楽ホール。時間とかわかったら言う」

「わかった。行けたら行くね」

行けたら.....というか絶対に行きたかった。

惺くんの演奏をコンサートホールで聞くのは久しぶりのことだし、あの頃よりも上手になった星羅ちゃんの演奏も聴きたかった。

時雨の演奏も聴いたことないしね。


惺くんに別れを告げ、もうすでにワクワクする気持ちを抑えながら、家に帰った。

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