きらきら星に魅せられて
「ねぇ、芽唯、奈穂。来週の土曜日って空いてる?」

休み時間。

今日もいつもの3人で話していた。

「来週の土曜日か〜。部活かも。何時くらい?」

「うーんと、午後の2時とかだったような.....」

「それって音楽科の演奏会のこと?」

「そうよ。よくわかったわね」

「私、この間誘われたの。音楽科の友達に。だから行くよ」

「ほんと?嬉しいわ。奈穂は来れる?」

「ちょっと待って。.....あ、空いてる。部活この日は午前しか入ってない」

「人が集まらなそうなのよ。よかったら来て」

「じゃあ芽唯と行くよ。それにしても芽唯に音楽科の友達がいるって珍しいね」

ギクッ。痛いところを突かれた。

「確かにそうね。誰に誘われたの?」

「む、昔からの友達だよ。たまたま再会して.....」

「男子?そういうのって恋に発展しそうじゃない?」

「うん、男子.....」

「これは事件だよ!芽唯に彼氏ができるかも.....」

「それで?誰なの?」

「秘密!」

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