きらきら星に魅せられて
「人にどう思われようがどうでもいい。私が来たくて来てるんだもん」

「だから言っただろ?普段の俺見たらお前も来なくなる」

「見たよ」

「は?」

「今日見たけど」

「はぁぁぁ?」

惺くんの無愛想が珍しく崩れた。

「え?なんでそんなに驚くの?っていうか私、野山くんに会いに来てるって言うより野山くんのピアノ聴きに来てるんだから普段の野山くんとか関係ないもん。それにただ言い方が冷たいってだけでしょ?それのどこがいけないの?」

「.....変なやつ」

「え?私、なんか変なこと言った?」

「.....気にすんな」

ちょっとショック。

変なこと言ったつもりなかったのに。

< 72 / 240 >

この作品をシェア

pagetop