きらきら星に魅せられて

｢堀田郁花さんの面会に来ました｣

｢どうぞ｣

｢失礼します｣

｢あなたは.....もしかして｣

｢森本紗夜と申します。あ、あなたは.....｣

｢あら.....。この間の電車の子よね？あなたが森本紗夜ちゃんだったのね。写真と違ったからわからなかったわ｣

それは入学式の時電車で私を助けてくれたあの女の人だった。

｢すみません。変装中でした｣

慌ててメガネとウィッグを外した。

｢あぁ、やっぱりあの時の写真の子だわ。メガネとウィッグってかなり印象変わるのね.....｣

｢私の写真見た事あるんですか？｣

｢私ったら自己紹介もしてなかったわね。堀田郁花の妹の堀田桐花(ほったとうか)です。よろしくお願いします。紗夜さんの写真は姉さんから見させてもらったことがあるの。テレビでも見たことあるしね｣

｢先生の妹さん.....？｣