きらきら星に魅せられて
「じゃあな。がんばれよ」

「行っちゃだめだよ惺くん」

「俺今日、日直なんだよ」

そう言うと急ぎ足で去っていった惺くん。

絶対嘘だ。

裏切り者め。

そうしているうちに言い合いという名の戦いは激化していた。

「言い方っていうもんがあるでしょ?もう少し社会勉強した方がいいと思うよ」

「大勢で食ってかかってきたあなたたちに言われたくないわよ。頭どうかしてるんじゃないの?」

「頭どうかしてるのはそっちでしょ?」

「森本紗夜がいなくなってから頭おかしくなった〜って有名だもんね」

「真城さんかわいそー。森本紗夜の方だってなんも言わずに消えるとかどうかしてるよね」

調子に乗ってる。

これはただ面白がっているだけだ。

「.....紗夜の悪口言ったら許さないから」

星羅ちゃんはかなり怒っていた。

私のために.....。

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