夏樹と空の恋物語

「とりあえず私と貴方の再会に、乾杯ね」

 カチンとグラスを合わせる雅と力也。


 力也はワインを一口飲むと、グッと一気に飲んでしまった。

 そして二杯目に…


 グイグイとワインを飲む力也を見て、雅は怪しく笑った。




 しばらくして。
 
 ワインを3杯飲みほした力也は、雅にギュッと抱き着いて来た。

「どうしたの? 」

 雅が尋ねると、何も言わず力也は雅のブラウスのボタンを外して行く。

「ちょっと、待ってよ」


 待ってという雅の声を無視して、力也はどんどん雅のブラウスを脱がして行く。



 雅の下着が露になると、まるでしゃぶりつくように、雅の胸に唇を這わせてゆく…。

 
「ちょっと…」


 雅の声を無視して、力也はスカートを脱がして行く…。


 ショーツの上から唇を這わせてゆく力也。


「っ…」

 雅の吐息が漏れると、力也は自分も服を抜いでゆく…。




 お互い産まれたままの姿になり、絡み合う。

 
 力也はまるでむさぼりつくように、雅を抱いている。


 雅は感じている表情で、ちょっと冷めた目を力也に向けている。


 
 
 
 最後まで終わると、力也はそのままソファーで眠ってしまった。



 眠っている力也を横に見ながら、雅は服を着てゆく。


 服を着終わると、雅は力也を見てにやりと笑った。



 眠っている力也をそのままにして、雅は帰って行った。



 
 力也はスヤスヤと眠っている…。







 


 翌日。


 ソファーの上で、力也は目を覚ました。

 カーテンの隙間から光が差していて、朝を教えてくれる。


 何も着ていないままの姿を見て、昨夜、雅とつながった事を思いだした力也。


 と…

「え???????????? 」


 隣りを見た力也が大声で驚いた。
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