Until the sun appears 〜 暗い世界で 〜
「会ったけど…」
「よかった!間違いなく君だね!
ちょっと着いてきてくれない?」
そう言って、私の目の前を歩き出す。
足を1歩だけ踏み出し、男の子のような男の腕を掴む。
「…どこに行くの?あなたは誰なの?」
「ちょっと質問が多くない?まあ、着いてきてくれたら答えるから!」
そう言うと、腕を振りほどかれ、こんどは逆に私がつかまれた。
「逃げちゃダメだよ?」
そう言うと、さっきと同じ笑みが浮かべられた。