鬼の目にも慕情
「まぁ、そうなんだけど。小澤が八城さんに聞きたいことがあるみたいでさ、ちょっと話聞いてやってくんない?」
「悩み事ですか?え、まさか、翔太君が何かしました?」
さすが奥さん、鋭いですね。それはもう、毎日のようにいじめられてますよ。パワハラに始まりパワハラに終わる一日ですよ。
なんて言えるわけもなく。隣の席で榊副隊長はクスクス笑ってるし。でも、聞くなら今がチャンス。
「柿原隊長と八城さんって何がきっかけで出会ったのかなって思いまして。だってほら、柿原隊長がコーヒー飲むイメージもないし、こういう喫茶店もそもそも似合いそうもないから…。気になるんですけど、柿原隊長、照れて教えてくれないんですよ。だから、八城さんに直接教えてもらいに来ました」
「実際は、小澤も出会いが欲しいんだって。何かアドバイスはないかな?」
榊副隊長には見透かされてた!
1人じゃ柿原の秘密に踏み込みにくいだろ、とか何とか言って付いてきてくれたはずなのに、実際はからかいたかっただけですね?
「悩み事ですか?え、まさか、翔太君が何かしました?」
さすが奥さん、鋭いですね。それはもう、毎日のようにいじめられてますよ。パワハラに始まりパワハラに終わる一日ですよ。
なんて言えるわけもなく。隣の席で榊副隊長はクスクス笑ってるし。でも、聞くなら今がチャンス。
「柿原隊長と八城さんって何がきっかけで出会ったのかなって思いまして。だってほら、柿原隊長がコーヒー飲むイメージもないし、こういう喫茶店もそもそも似合いそうもないから…。気になるんですけど、柿原隊長、照れて教えてくれないんですよ。だから、八城さんに直接教えてもらいに来ました」
「実際は、小澤も出会いが欲しいんだって。何かアドバイスはないかな?」
榊副隊長には見透かされてた!
1人じゃ柿原の秘密に踏み込みにくいだろ、とか何とか言って付いてきてくれたはずなのに、実際はからかいたかっただけですね?