鬼の目にも慕情

「ってなことを話してきたんだよ。
だから俺、明日からちょっと注目されちゃうかもしれないんだよなー。同室のお前には迷惑かけるな」
あれ、今俺どや顔してる?
そんなつもりは一切ないんだけどなー。
表情って、自分でコントロールできないこともあるんだなー。
「いや…。
それって、今まで通り仕事をするってことだよね?」
なんだか冷たい一刺しを入れてきた天野。
「え?」
バカなことを言うな。
今までと同じなはずがない。
見てろよ。俺が証明してやる。
< 113 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop