鬼の目にも慕情
すぐにできることと言えば…。
寮の男女共有スペースになってる食堂なんかでブラックコーヒー片手にパソコン開いてみたりするか。
仕事できる男がいかにもやってそうだもんな。
そう思って食堂に行ってみるが…。
あれ、この時間でも仕事してる人、結構いるな。
皆大人っぽいというか、ただ死んだようにパソコンを打ち続ける機械と化しているではないか。
それに、考えてみたら、今までだって夜に食堂で仕事をすることは度々あったっけ。
その時、俺はどういう反応をされてた…?
“小澤さん、仕事してるの?かわいー”
そうだ。可愛いって言われてばっかり!ちゃんとコーヒーだって飲んでたのに。
駄目じゃんか!
「やっと気づいた?
いくらコーヒー飲んでても、コップに猫の絵が描いてあったら大人っぽくは見えないでしょ」
「え!?
じゃあコップ変える!今すぐ変える!天海のと交換してよ」
「断る」
なんだよ。冷たいな。
寮の男女共有スペースになってる食堂なんかでブラックコーヒー片手にパソコン開いてみたりするか。
仕事できる男がいかにもやってそうだもんな。
そう思って食堂に行ってみるが…。
あれ、この時間でも仕事してる人、結構いるな。
皆大人っぽいというか、ただ死んだようにパソコンを打ち続ける機械と化しているではないか。
それに、考えてみたら、今までだって夜に食堂で仕事をすることは度々あったっけ。
その時、俺はどういう反応をされてた…?
“小澤さん、仕事してるの?かわいー”
そうだ。可愛いって言われてばっかり!ちゃんとコーヒーだって飲んでたのに。
駄目じゃんか!
「やっと気づいた?
いくらコーヒー飲んでても、コップに猫の絵が描いてあったら大人っぽくは見えないでしょ」
「え!?
じゃあコップ変える!今すぐ変える!天海のと交換してよ」
「断る」
なんだよ。冷たいな。