鬼の目にも慕情
翌日は、朝早くからの任務。
まだ太陽が昇りきらない時間からの警備。
朝から柿原隊長と顔を合わせると思ったら、なんだか腹が痛い気がしてきたけど、まぁ、仕事だから仕方ない。
でも、そんな俺の不安をよそに、柿原隊長は先に現場に向かっていた。合流した頃にはすでに配置についていて、無線でのやりとりとなった。
”準備完了。そっちはどうだ”
「こちらも完了です。問題ありません」
なんてことない、いつも通りの柿原隊長だ。
あんなことがあったのに、よく平常心でいられるよな。
心がないのか?
だったらここは…、こっちから仕掛けたほうが良いのか?
そうだよな。
見方を変えれば、俺は柿原隊長の秘密を握ったということ。
これは、一矢報いるチャンスじゃないのか!?
まだ太陽が昇りきらない時間からの警備。
朝から柿原隊長と顔を合わせると思ったら、なんだか腹が痛い気がしてきたけど、まぁ、仕事だから仕方ない。
でも、そんな俺の不安をよそに、柿原隊長は先に現場に向かっていた。合流した頃にはすでに配置についていて、無線でのやりとりとなった。
”準備完了。そっちはどうだ”
「こちらも完了です。問題ありません」
なんてことない、いつも通りの柿原隊長だ。
あんなことがあったのに、よく平常心でいられるよな。
心がないのか?
だったらここは…、こっちから仕掛けたほうが良いのか?
そうだよな。
見方を変えれば、俺は柿原隊長の秘密を握ったということ。
これは、一矢報いるチャンスじゃないのか!?