コーヒーのお味はいかが?
「とりあえず、父さんに連絡してくるわ」


煌樹が立ち上がり、席を立つ。


「煌樹が母さんと一緒に帰るとして、お前らはどうする?」

「あたしは休みが取れたから、明日の朝一で実家に戻るよ」


明都の言葉に、答える。


「俺は、病院に戻んねぇと何とも言えねぇ。明都は?」

「俺も聞いてみねぇと」


男2人は仕事が忙しいのか、ため息を漏らす。


「あたしはたぶん大丈夫だと思うから、明日結可と一緒に戻るよ」


個人病院の小児科医をしている笑里は、どうやらあたしと一緒に戻れるらしい。


「父さん、どうだった?」


戻ってきた煌樹に、明都が尋ねる。


「案外、普通だった。色々段取りしておくから、母さんと一緒に帰ってこいって」

「そうか。なら俺らは一回病院に戻って、シフト調整してくるから、後は頼む」


そう言うと、明都と歩稀はその場を後にした。


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