コーヒーのお味はいかが?
仕事に追われ、朝なのか夜なのかわからなくなることなんて日常茶飯事だった。

でも、とてもやりがいを感じていた。

患者が助かった時、みんなで喜んだ。

もちろん同じ数だけ助けられなかった命もあったが、みんなで必死に前に進んだ。

ただ前だけを見て、頑張っていた。

そこに田所先生と言う、救命医がやって来たんだ。

よくわからないが、その田所先生に気に入られた。

そして顔を合わせれば、口説かれた。

始めは失礼のないように、うまく流していたのだが、あまりにしつこくて、ハッキリと断った途端に手を返したように嫌がらせが始まった。

そして、ある事件が起きた。

田所先生が誤った指示を出したせいで、患者を危険な目に合わせてしまったんだ。

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